GitHub ProjectsにSlice by機能が追加されました
小売流通ソリューション部の太田です。
8月10日にGitHub Projectsに追加されたSlice by機能についてご紹介します。
これは何
Slice byという名前の通り、Viewを特定のfieldに基づいて横串で確認できる機能です。
これを使うと何が嬉しいの
まだPreview機能ではありますが、Tasklist機能のTracked byとの組み合わせが強力です。
例えば、スクラム開発におけるプロダクトバックログ(以下PBL)とスプリントバックログ(SBL)をそれぞれ別のリポジトリで運用している場合を考えてみます。
スプリントの進捗を把握するため、PBLに紐付いたSBLをそれぞれ確認したい場合、膨大なissueの中から該当するものを探し出す必要があります。
このケースはこれまでのfilter機能でも実現できましたが、複数のPBLを確認したい場合、それぞれのissueで毎回filterする必要がありました。
ここでSlice by機能を使うと、以下のようにワンクリックで目的の親issueで絞り込みができます。複数のissueがある場合でも切り替えが楽で良いですね。
issueでSlice byしている様子
さらに、Slice byに使用するためのissue自体もfilterできるため、特定のlabelがついた親issueだけSlice byの候補として表示するなど、柔軟なViewの設定が可能です。
labelで絞り込んだissueでSlice byしている様子
今回はシンプルな例でお伝えしましたが、実際のプロジェクトViewでは比べ物にならないほど複雑になっているかと思います。 見たい情報を取り出す術が増えたのは嬉しいですね。
さいごに
一昔前はプロジェクト管理ツールとしてはまだ機能が足りていなかった印象のGitHub Projectsですが、どんどん進化を続けています。 これからも期待したいです。